自動売買にVPSは必須?VPSとそのメリットを徹底解説

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自動売買を運用する際に「VPSは必須なのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。本記事では、VPSの必要性やメリット、選び方、導入手順について詳しく解説します。


VPSとは?

VPS(Virtual Private Server、仮想専用サーバー)とは、インターネット上にある自分専用のコンピューターのようなものです。普通のパソコンのようにソフトをインストールしたり、プログラムを動かしたりできますが、自宅のパソコンとは違い、24時間365日動き続けるのが特徴です。

VPSの仕組み

VPSは、大きな1台のサーバー(コンピューター)を複数の小さな仮想サーバーに分けて使う技術を利用しています。これにより、以下のようなメリットがあります。

  • 自分専用の環境が持てる(他の人の影響を受けにくい)
  • サーバーのメンテナンスは運営会社がやってくれる(自分で管理する手間が少ない)
  • インターネットに常に接続されているので、ずっと稼働できる

VPSの使用場面

VPSはさまざまな場面で活用できますが、よく使われる用途をいくつか紹介します。

① 自動売買(FX・仮想通貨)

FXや仮想通貨の自動売買では、24時間ずっとプログラムを動かし続けることが大切です。
自宅のパソコンで動かしてもいいのですが、以下のような問題があります。

  • パソコンをずっとつけておくと電気代がかかる
  • インターネットが切れると取引が止まる
  • パソコンがフリーズしたら取引ができなくなる

VPSなら、これらの問題を解決できます。
VPSに自動売買ソフト(EA)を設定すれば、ずっと安定して動かせるので、FXトレーダーに人気があります。

自動売買について詳しくはこちら

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自動売買の基本からメリット・デメリット、また自身で自動売買プログラムを作製するための学習方法などを詳しく紹介しています。

② ホームページやブログの運営

VPSは、ホームページやブログを公開するためのサーバーとしても使えます
レンタルサーバーよりも自由度が高く、WordPressを自由にカスタマイズしたり、大量のアクセスにも対応しやすくなります。

③ ゲームサーバーの運営

Minecraft(マインクラフト)やARKなどのオンラインゲームでは、自分専用のサーバーを立てることで、友達だけで遊べる環境を作ることができます。
VPSなら、パソコンの電源を切っても、ずっとゲームサーバーを動かし続けられるので便利です。

④ リモートデスクトップ

VPSは、まるで別のパソコンを遠隔操作しているように使うこともできます(リモートデスクトップ)。
たとえば、自宅のパソコンが古くて動作が遅い場合でも、高性能なVPSを使えばサクサク動かせるというメリットがあります。

VPSのメリット・デメリット

VPSは様々なメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。

VPSのメリット

① 24時間ずっと動いてくれる

パソコンの電源を切っても、VPSなら動き続ける!
VPSは24時間365日ずっと動き続けるので、FXの自動売買やゲームサーバーの運営など、「ずっと動かしておきたい作業」に向いています。
自宅のパソコンだと、電源をつけっぱなしにすると電気代がかかるし、途中でフリーズすることもありますが、VPSならその心配がありません。

② インターネット環境が安定している

ネットが切れたり遅くなったりしにくい!
VPSは、プロのデータセンターにあるので、高速で安定したインターネット回線を使っています。
自宅のWi-Fiはたまに接続が切れたり遅くなったりすることがありますが、VPSならその心配が少なくなります。
例えば、FXの自動売買では「注文が遅れると損をする」ことがありますが、VPSを使えば取引がスムーズに行えます。

③ 電気代がかからない

自宅のパソコンをつけっぱなしにしなくていい!
自宅のパソコンを24時間つけっぱなしにすると、電気代が高くなるし、長時間の使用で故障のリスクも高くなります。
VPSを使えば、自宅のパソコンを使わなくてもクラウド上で作業を続けられるので、電気代を気にせず使えます。

④ どこからでもアクセスできる

出先やスマホからでも操作できる!
VPSはインターネット上にあるので、どこからでも接続できます。
たとえば、FXの自動売買をしているときに「設定を変えたい」と思ったら、スマホやタブレットからもVPSにログインして設定変更ができるので便利です。
(リモートデスクトップ機能を使います)

⑤ 自由にソフトやプログラムを動かせる

普通のレンタルサーバーより自由度が高い!
普通のレンタルサーバーでは、決められたソフトしか使えないことが多いですが、VPSなら自由にソフトをインストールできます。
たとえば、FXの自動売買ソフト(EA)、マインクラフトのゲームサーバー、プログラム開発ツールなど、自分の好きな環境を作れます。

VPSのデメリット

① 月額料金がかかる

無料では使えない(安くても月1,000円~)
VPSは、データセンターで運営されているので、月額料金がかかります
値段はスペックによりますが、安いものなら月1,000円くらい、高性能なものだと月5,000円以上することもあります。
自宅のパソコンを使う場合は無料ですが、VPSは「便利さ」と引き換えにお金がかかる点がデメリットです。

② 設定が難しい場合がある

パソコンに詳しくないと最初は少し大変…
VPSは普通のパソコンと似ていますが、最初に設定が必要です。
たとえば、

  • OS(WindowsやLinux)を選ぶ
  • 必要なソフトをインストールする
  • リモートデスクトップの設定をする

…など、少し専門的な知識が必要になります。

最近は「初心者向けのVPS」も増えていて、簡単にセットアップできるものもありますが、それでも最初は勉強が必要です。

③ 使いすぎると動作が遅くなる

安いVPSだと、スペックが低くて遅くなることも…
VPSには「メモリ」や「CPU」という性能の違いがあります。
安いプランだと、処理が遅くなったり、動作がカクカクしたりすることがあります。
たとえば、

  • FXの自動売買をたくさん動かすと、処理が追いつかなくなる
  • ゲームサーバーを作ったけど、プレイヤーが増えると重くなる

…ということが起こることがあります。
用途に合った適切なVPSのプランを選ぶことが大切です。

④ たまにメンテナンスがある

VPSの運営会社がサーバーのメンテナンスをすることがある
VPSは24時間動いていますが、たまに「メンテナンス」が行われることがあります。
この間はVPSが一時的に使えなくなるので、FXの自動売買が止まってしまうこともあります。
メンテナンスの頻度は少ないですが、「止まってしまうリスクがゼロではない」ことを知っておくとよいでしょう。

自動売買でVPSとPC24時間稼働を比較!どっちがいいの?

FXの自動売買をする場合、以下2つの方法があります。

  • VPS(仮想専用サーバー)を利用する
  • 自宅のPCを24時間稼働させて利用する

どちらが良いのか、コスト・安定性・手間・トラブルのリスクなどのポイントで詳しく比較します!

✅ VPSとPC24時間稼働の比較表

比較項目VPS(仮想専用サーバー)PC24時間稼働
安定性かなり安定(ネットが切れにくい)Wi-FiやPCのトラブルで止まることがある
ネット回線高速&安定(プロのデータセンター)家庭用Wi-Fiは不安定になることも
電気代かからない(月額料金だけ)かかる(年間で約1.5万円以上)
故障リスクほぼなし(管理会社が対応)パソコンの寿命が短くなる
手間初回設定だけでOKPCのメンテナンスが必要
使いやすさスマホや別PCからリモート操作可能そのPCでしか操作できない
コスト月1,000円~4,000円程度電気代+PCの買い替えコスト
トラブル対応サーバー会社が対応自分で解決しないといけない
おすすめ度FX自動売買に最適!初心者には向かないかも

① 安定性の違い

VPSの安定性 → とても安定!

  • VPSはプロのデータセンターで管理されていて、ネット回線が速くて安定している
  • 24時間止まらずに動き続けるので、FXの自動売買には最適

PC24時間稼働の安定性 → ネットが切れるリスクあり

  • 自宅のWi-Fiや回線トラブルで、突然ネットが切れて自動売買が止まることがある
  • 停電やPCのフリーズで動かなくなるリスクもある

結論 → VPSのほうがFX自動売買には圧倒的に安定!


② ネット回線の違い  VPSのネット回線 → プロ仕様!

  • VPSはサーバー専用の高速インターネットを使っていて、回線が安定
  • 自宅Wi-Fiの影響を受けないので、注文遅延(スリッページ)が少ない

PC24時間稼働のネット回線 → 家庭用なので不安定

  • Wi-Fiやルーターの調子が悪くなると、売買注文が遅れることがある
  • 家族がネットをたくさん使うと、回線が遅くなることも

結論 → VPSならネット回線が安定し、スリッページが少なくて安心!

③ 電気代の違い

VPSの電気代 → かからない!

  • VPSはクラウド上にあるので、自分の電気代は不要
  • 月額1,000円~4,000円で使える

PC24時間稼働の電気代 → 高くつく

  • PCを24時間つけっぱなしにすると、年間15,000円~30,000円くらいの電気代がかかる
  • さらに、PCの部品が劣化して買い替えコストも増える

結論 → VPSのほうが電気代がかからず、コストが安い!


④ 故障リスクの違い

VPSの故障リスク → ほぼなし!

  • VPSのサーバーはプロが管理しているので、故障することはめったにない
  • 万が一トラブルがあっても、運営会社がすぐに復旧してくれる

PC24時間稼働の故障リスク → 高い!

  • パソコンはずっと電源を入れっぱなしにすると、部品が劣化しやすい
  • 電源が落ちたり、フリーズしたりすると、取引が止まって大損するリスクもある

結論 → VPSのほうが故障の心配が少なくて安心!

⑤ 手間の違い

VPSの手間 → 最初に設定するだけ!

  • VPSの設定は最初だけしっかりやれば、その後は放置でOK
  • もし設定を変えたいときは、スマホや他のPCからリモート操作できる

PC24時間稼働の手間 → 毎日の管理が必要

  • 定期的にPCを再起動しないと、動作が遅くなったりフリーズしたりする
  • メンテナンスをしないと故障しやすくなる

結論 → VPSなら一度設定すれば手間がかからない!

⑥ コストの違い

VPSのコスト → 月額1,000円~4,000円

  • VPSのレンタル費用は月1,000円~4,000円程度(プランによる)
  • 電気代やPCの買い替えコストがかからないので、長期的に見れば安く済む

PC24時間稼働のコスト → 長期的に高くつく

  • 年間の電気代が約15,000円~30,000円
  • さらに、PCの寿命が短くなり、買い替えが必要

結論 → VPSならコストが予測しやすく、長期的にお得!

⑦ トラブル対応の違い

VPSのトラブル対応 → ほぼ不要!

  • VPSの運営会社がトラブル対応してくれるので、自分で何もしなくてOK

PC24時間稼働のトラブル対応 → 自分で対応しなければならない

  • フリーズ、回線トラブル、停電などが起きたら、自分で対応するしかない
  • 仕事中や外出中にトラブルが起きたら、取引が止まって損失が出る可能性がある

結論 → VPSならトラブル対応の手間がかからない!

結論:FX自動売買ならVPSが圧倒的におすすめ!

  • VPSは安定していて、コストも予測しやすく、手間も少ない
  • PC24時間稼働は、電気代や故障リスクが高く、管理が大変
  • FXで自動売買をするなら、VPSを使うほうが安心&便利!

もしFXの自動売買を本格的にやるなら、VPSを契約するのがベストな選択肢です。

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ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

自動売買を安定して運用するために、VPSはほぼ必須といえます。安定した取引環境を確保し、低遅延でスムーズな自動売買を実現するために、適切なVPSを選びましょう。

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