MT4のボリュームとは?初心者向けに徹底解説!

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MT4(MetaTrader 4)を使ってFXトレードをする際に、「ボリューム」というインジケーターを目にすることがあります。
しかし、「ボリュームとは何を意味するの?」「どうやって使うの?」と疑問に思う人も多いでしょう。

この記事では、MT4のボリュームの意味や使い方、トレードに活かす方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
ボリュームを活用すれば、トレンドの強さやブレイクアウトの信頼性を判断できるようになり、より戦略的なトレードが可能になります!


MT4のボリュームとは?FXでの意味を解説

ボリュームは取引量ではなく「ティック数」

FXの世界で「ボリューム(Volume)」とは、一定期間内に価格が変動した回数(ティック数)を示す指標です。
一般的に、**「ボリューム=取引量」**と考えられがちですが、実際のFXでは 「取引所がないため、リアルな取引量は取得できない」 という問題があります。

そのため、MT4のボリュームは**「ティックボリューム(Tick Volume)」**と呼ばれ、価格が変動した回数をもとに市場の活発度を示します。
つまり、ボリュームが多ければ市場が活発で、ボリュームが少なければ市場が静かな状態 ということになります。


MT4のボリュームの使い方

ボリュームをチャートに表示する方法

  1. MT4のナビゲーターから「ボリューム」を選択
  2. チャートにドラッグ&ドロップ
  3. パラメータ(色など)を設定
  4. OKを押すとチャート下部にボリュームインジケーターが表示される

ボリュームは**棒グラフ(ヒストグラム)**として表示され、各バーの高さがティック数を示します。
棒が高いほどボリュームが多く、市場が活発であることを意味します。


ボリュームの活用法!トレードに役立つ3つの使い方

ボリュームは、そのままではトレードの判断が難しいですが、**「ブレイクアウトの信頼性」「トレンドの強さ」「転換点の判断」**などに活用できます。

① ブレイクアウトの信頼性をチェック

ブレイクアウトとは?
FXでは、価格が一定の範囲(レンジ)を超えたときに、大きく動くことがあります。
この**「価格が壁を突破する現象」ブレイクアウト**と呼びます。

ボリュームを活用したブレイクアウトの見極め方
ボリュームが増加しているブレイクアウト → 信頼性が高い!
ボリュームが少ないブレイクアウト → ダマシの可能性がある…

例えばこんな場面!

  • 重要なサポート/レジスタンスラインを超えたとき
  • ボリュームが増えていれば、トレンドが強い証拠
  • ボリュームが少なければ、フェイク(ダマシ)で戻ってくる可能性が高い

💡 実践ポイント

  • 価格が急上昇でもボリュームが低い → ダマシの可能性
  • 価格が急上昇+ボリュームが高い → 本物のブレイクアウトの可能性

② トレンドの強さを判断

トレンドが続くのか?終わるのか?ボリュームでチェック!
ボリュームを使うと、現在のトレンドが強いのか、それとも弱まりつつあるのかがわかります。

ボリュームとトレンドの関係価格が上昇+ボリュームが増加 → 買い勢力が強い(トレンド継続の可能性)
価格が上昇+ボリュームが減少 → 上昇の勢いが弱まり、反転の可能性
価格が下落+ボリュームが増加 → 売り圧力が強い(下降トレンド継続の可能性)

例えばこんな場面!

  • 価格が高値圏で推移しているが、ボリュームが減少 → 上昇トレンド終了のサインかも?
  • 下降トレンド中にボリュームが増加 → 売りの勢いが増している(継続の可能性)

💡 実践ポイント

  • ボリュームが減少するなら、トレンドの終わりが近いかも?
  • ボリュームが増加し続けるなら、まだトレンドが続く可能性大!

③ 転換点(反転ポイント)の発見

ボリュームは、トレンドの転換点(反転ポイント)を見つけるのにも役立ちます。
特に、異常にボリュームが大きくなった後は、価格が反転することが多いです。

ボリュームを活用した反転の見極め方ボリュームが急増したら、その後の値動きを要チェック!
大きなボリュームの後、価格が逆方向へ動くことが多い!

例えばこんな場面!

  • ボリュームが異常に大きくなったら、一気に相場が反転することがある
  • 特に、ニュース発表時はボリュームが急増するので注意!

💡 実践ポイント

  • ボリュームが極端に増えたら「そろそろ反転かも?」と警戒する
  • ボリュームが極端に小さいときは「トレンド発生前」の可能性がある

MT4のボリュームを効果的に使う方法

1. 他のテクニカル指標と組み合わせる

ボリューム単体では判断が難しいため、移動平均線(MA)やRSI、MACDなどのテクニカル指標と組み合わせるのがオススメです。

2. ロンドン・ニューヨーク市場のボリュームに注目

FX市場は、ロンドン時間・ニューヨーク時間が最もボリュームが多くなりやすいです。

時間別のボリューム傾向

  • 東京時間 → ボリュームが少なくレンジ相場が多い
  • ロンドン・ニューヨーク時間 → ボリュームが増え、トレンド発生しやすい

まとめ

MT4のボリュームは、FX市場の「活発度」を示す指標
ボリュームが増えると、トレンドの信頼性が高まる
ブレイクアウトや反転の判断に役立つ!
他のインジケーターと組み合わせて活用すると効果的!

ボリュームをうまく活用すれば、トレードの精度が向上します。

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