VPS(仮想専用サーバー)は、自動売買やWEBサービスの運用に欠かせない存在です。しかし、多くのVPSサービスがあり、どれを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。本記事では、VPSの選び方やおすすめのVPSを詳しく紹介します。
VPSとは?
VPS(Virtual Private Server、仮想専用サーバー)とは、インターネット上にある自分専用のコンピューターのようなものです。普通のパソコンのようにソフトをインストールしたり、プログラムを動かしたりできますが、自宅のパソコンとは違い、24時間365日動き続けるのが特徴です。
VPSの仕組み
VPSは、大きな1台のサーバー(コンピューター)を複数の小さな仮想サーバーに分けて使う技術を利用しています。これにより、以下のようなメリットがあります。
- 自分専用の環境が持てる(他の人の影響を受けにくい)
- サーバーのメンテナンスは運営会社がやってくれる(自分で管理する手間が少ない)
- インターネットに常に接続されているので、ずっと稼働できる
VPSについて
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自動売買にVPSは必須?VPSとそのメリットを徹底解説
自動売買をおこなう際のVPSの必要性やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
FX自動売買向けのVPSを選ぶときに大切なポイント!
VPS(仮想専用サーバー)を選ぶときは、どの会社のVPSを使うかがとても重要です。
「安いけど動作が遅い」「高いけど性能が良すぎる」など、適切なVPSを選ばないと無駄なコストがかかることもあります。
そこで、FX自動売買に最適なVPSを選ぶために 大切なこと・確認するべきポイント・比較の基準 をやさしく詳しく解説します!
VPS選びで大切なポイント
① スペック(性能)
② 価格(月額料金)
③ 速度(約定スピード)
④ サーバーの安定性
⑤ 運営会社の信頼性
⑥ OS(Windowsの有無)
⑦ サポートの充実度
① VPSのスペック(性能)をチェック!
VPSの性能は、以下の3つをチェックすると分かりやすいです。
項目 | 意味 | おすすめ基準 |
---|---|---|
CPU | 頭脳(処理能力) | 2コア以上 |
メモリ | 作業スペース | 2GB以上(FXなら最低2GB、できれば4GB) |
SSD | データの保存速度 | SSD(HDDは遅いのでNG) |
なぜ重要?
FXの自動売買ソフト(EA)は、チャートをリアルタイムで計算するので、メモリが少ないと動作が遅くなることがあります。
また、CPUが遅いと注文が遅れてしまい、利益を逃す可能性もあります。
- FX自動売買なら、最低でも「2コア・2GB以上」のスペックが必要!
- メモリは余裕を持って「4GB」以上あると安心!
② 価格(月額料金)を比較!
VPSの料金は、安すぎると性能が低く、高すぎると無駄になるのでバランスが大切です。
プランの目安 | 月額料金(目安) | おすすめ度 |
---|---|---|
低スペック | 500円~1,500円 | 安いがFX向けには不向き(性能が低い) |
標準プラン | 1,500円~3,000円 | FX自動売買に最適! |
高性能プラン | 3,000円~5,000円 | EAを複数動かすなら必要 |
どのプランを選ぶ?
- EA(自動売買ソフト)を1つか2つ動かすなら → 1,500円~3,000円のVPS
- EAをたくさん動かしたいなら → 3,000円~5,000円の高性能VPS
- あまりにも安いVPS(500円以下)は、FXには向かないので注意!
③ 速度(約定スピード)をチェック!
FXでは、「売買注文のスピード」がとても重要です。
- VPSがあるデータセンターの場所が、FX業者のサーバーに近いと注文スピードが速くなります!
- 例えば、日本のFX業者(DMM FX、GMOクリック証券など)を使うなら、日本国内のVPSが有利!
- 海外FX業者(XM、Titan FXなど)を使うなら、海外(ロンドンやニューヨーク)のVPSが有利!
④ サーバーの安定性
サーバーが止まるとFX自動売買ができなくなる!
VPSを選ぶときは、サーバーが安定しているかどうかも重要なポイントです。
- 「稼働率99.99%以上」と書かれているVPSは安心
- 運営会社の信頼性をチェック(長年運営されているVPS会社が良い)
- ユーザーレビューや評判をチェックして、「頻繁に落ちる」VPSは避ける
⑤ 運営会社の信頼性
VPSの運営会社がしっかりしていないと、急にサービスが終了したり、サポートが悪かったりすることがあります。
- 長年運営されているVPS会社を選ぶ(信頼性が高い)
- 日本のVPS会社は日本語サポートがあるので安心!
- 海外のVPSは安いけど、サポートが英語の場合が多いので注意!
⑥ OS(Windowsの有無)
FXの自動売買ソフト(MT4/MT5)は、Windowsで動くので、Windows搭載のVPSを選びましょう!
- Windows Server 2019や2022が使えるVPSを選ぶと安心!
- Linuxしか使えないVPSは、FXには向かないので注意!
⑦ サポートの充実度
もしVPSでトラブルが起きたとき、サポートの対応が速いかどうかも重要です。
- 電話やチャットサポートがあるVPSが安心!
- メールサポートしかない場合は、対応が遅くなることもあるので注意!
VPS選びのチェックリスト(まとめ)
スペックは「2コア・2GB以上」が最低ライン(できれば4GB以上)
- 月額料金は「1,500円~3,000円」がコスパ最適!
- サーバーの場所がFX業者のサーバーに近いかチェック!
- 「稼働率99.99%以上」の安定したVPSを選ぶ!
- 運営会社の信頼性や口コミをチェック!
- Windows搭載VPSを選ぶ(LinuxはNG)
- サポートの対応が良いか確認!
VPSの比較
代表的なVPSサービス各社の比較表です。
VPSサービス名 | 料金(月額) | ストレージ | 特徴 |
---|---|---|---|
お名前ドットコムFX専用 VPS | 2,640円~ | 2GB~ | FX自動売買に特化・最適化 |
ConoHa VPS | 460円~ | 512MB~ | 長期契約でさらにお安く |
エックスサーバー VPS | 1,150円~ | 2GB~ | wordpress、ゲーム、SNSなど多用途に対応 |
さくらのVPS | 616円~ | 512MB~ | シンプルなユーザーインターフェースで初心者でも安心 |
シンクラウドデスクトップ for FX | 3,250円~ | 2GB~ | FX自動売買に特化 安定した稼働を提供 |
ABLENET VPS | 2,178円~ | 2GB~ | 老舗レンタルサーバーならではの信頼性と安心感を提供 |
WebARENA VPS cloud (NTTPC) | 473円~ | 1GB~ | 国内最安で様々なオプションを提供 |
それぞれの特徴
お名前ドットコムFX専用 VPS
- 提供会社: GMOインターネット株式会社
- 主な特徴:
- FXトレードに特化したVPS。MT4/MT5に最適化。
- メールサポートなどアフターケアが充実。
- 万が一に備え返金制度を導入

お名前.com デスクトップクラウド

ConoHa VPS
- 提供会社: GMOインターネット株式会社
- 主な特徴:
- 利用目的に合わせた多彩なテンプレートを用意。
- 申し込みから利用開始までが簡単で初心者でも安心。
- 長期契約で大幅割引がある。



エックスサーバー VPS
- 提供会社: エックスサーバー株式会社
- 主な特徴
- 低価格からハイスペックまでラインナップが豊富。
- wordpress、ゲーム、SNSなど目的に合わせて多用途に対応。
- 法人利用に対応したビジネスプランがある。

性能・コスパ国内No.1「XServer VPS for Windows Server」

さくらのVPS
- 提供会社: さくらインターネット株式会社
- 主な特徴:
- 安定・高速・低価格でコストパフォーマンスが高い
- シンプルなインターフェースで初心者にも安心。
- サービス規模の拡張に合わせてスケールアウトが可能。

さくらのVPS for Windows Server

シンクラウドデスクトップ for FX
- 提供会社: シンクラウド株式会社
- 主な特徴:
- 安定性の高いサーバー環境でFX自動売買を強力にサポート。
- 料金体系がシンプルでわかりやすい。
- 圧倒的コスパでFX自動売買が始められる。

新世代レンタルサーバー『シンレンタルサーバー』

ABLENET VPS
- 提供会社: 株式会社ケイアンドケイコーポレーション
- 主な特徴:
- 老舗レンタルサーバーならではの信頼性と安心感を提供。
- 面倒な設定不要でWindowsデスクトップが利用できる
- サーバーは 安心の稼働率99.99%以上。

26年以上の実績【ABLENET VPS】

WebARENA VPS cloud (NTTPC)
- 提供会社: 株式会社NTTPCコミュニケーションズ
- 主な特徴:
- 1つのコントロールパネルから、複数のインスタンスの管理が可能。
- メニュー毎に設定されたインスタンスの作成可能範囲で、自由に台数の増減やインスタンスタイプの組み替えが可能。
- 24時間365日でWebサイトの可用性を監視し、問題を早期に検知することで長時間の停止や営業収益の損失を未然に防ぐ

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まとめ
VPSを選ぶ際は、ご自身の利用目的に合わせて「サーバーの安定性」「スペック」「料金」「用途」に注目することが大切です。
自動売買やWEBサービスに最適なVPSを選び、効率的に運用しましょう。
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